取り入れるだけで秋冬らしくみえるバッグ・靴の素材は・・・
「スエード」です!
今はシーズン問わず取り入れる素材でもあるスエード。
そのため決して秋冬だけに限らないのですが、こっくりした秋冬らしい色で取り入れるとナチュラルでマットな素材感からはやはり季節らしさが漂ってきます。
骨格診断では、ウェーブタイプの方が特に 得意な素材。
靴でもバッグでも今年は豊富にみかけますね。
秋冬らしいボルドーはブルーベースの方に特におすすめです!
(画像引用元:ELLE SHOP)
キャメルアイテムはイエローベースの方の定番カラー。
革の裏面を、サンドペーパーで毛羽立たせ起毛させたものがスエード革。
毛足が短くソフトなものほど上質です。
(ちなみに表面を起毛させてるのがヌバック革)
このスエード革、実は結構なお手入れを要します😲
濡れた状態での摩擦にひっじょーーーに弱いので、専用の防水スプレーや、ブラッシングで汚れを落とすなど、大切に扱わないとすぐにダメージが目立ってきます。
買ったものの、黒ずみに悩まされた経験が・・・!って方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
なので、スエード素材を気負わず秋冬もフルに使い倒したい!って方にはあえてのフェイクスエードをおすすめします。
合成素材の中でも、フェイクスエードは本革と区別がつきにくいです。
質感・見た目ともに優れたものが多いですよ☺️
(本革の存在感や佇まいにはやや劣りますが。)
フェイクはお手入れも気を使わなくてすみます。
お買い物の参考にしてみてください!
以下は合成皮革と本革の違いについて。
店頭ではあまり教えてもらえない話だと思います、興味のあるかたはどうぞ!
合皮の寿命について
合皮素材のバッグを「この素材は雨でも安心して使えますよ!」と接客された事はありますか?
最近は、プロでも迷うような合皮素材が増えていると、革の問屋の方からも聞いたことがあります。
じゃあ本革と区別もつかないし、雨にも安心ならむしろ合皮のほうが!?と判断するのはちょっと早いのです👀
なぜなら・・・
「合皮の寿命は2 ~ 3年です」
合皮の加工に主に使われているのは「ポリウレタン」という素材。
タグには一見、本革かと思わせるような「PUレザー」と表記されていることが多いです。
このポリウレタンという素材は、皮脂や空気中の水分・熱・紫外線・大気ガスなどの影響を受けて、時間と共に少しずつ分解されていきます。
具体的にどうなるかというと。
表面が白くヒビ割れたようになったり、溶けるようにベタついたりします。
粘着テープのような感じになったり、平らな面が波打つようになったり。
早ければ2年、少しずつ3~5年かけてこのような劣化が起きます。
高温多湿になる日本では、特に早く劣化が進みやすいと言われています。
これはポリウレタンが悪いということではないので、ポリウレタンの性質をきちんと理解して購入するのがおすすめ、ということです。
🌟長く使いたいバッグ、大切にしたい靴などは本革を。
🌟シーズンを絞ったトレンドアイテムや、雨でも気にせず使いたいアイテムは合皮。
という風に使い分けてみると、お買い物計画が立てやすくなりますよ😉
SDGsやエシカルの観点から、本革については様々な切り口から語られる昨今ですが、私は食肉の副産物でもある本革はサステナブルな素材であると感じています。
手持ちの本革の靴やバッグは、直しながら長く大切に愛用していきたいです。