同行ショッピングの話。 似合う診断の先にある、“その人のスタイル”のつくり方。

こんにちは!石塚瞳です。

先日は、2017年からずっとサロンをご利用くださっているお客様と、久しぶりのショッピング同行へ行ってきました。

私自身が出産を挟んでお休みをいただいていたこともあり、対面でお会いするのは実に約4年ぶり。
期間中オンラインでは一度ご利用いただいていたものの、やっぱり実際にお会いする時間は特別だなと感じました🥰

Oさん、ありがとうございました!

MEIBI
クリスマスシーズンに入るとディスプレイが華やかで目が楽しいです👀

目次

久々の大きなアップデートのタイミング

今回は久々に大きなアップデートのタイミング。
同行ショッピングは事前に下見ありのメニューで進めました。

私は入念に下見するタイプのやり方が定番になっていて、お申し込みいただいた日からイメージを少しずつ膨らませて、細かくヒアリングして、下見をして当日、という流れです。

ハーフコート、ワンピース×2、ニット、スカート、パンツスーツ、カットソー、ブラウス、フラットパンプス、ショートブーツ、ネックレス、タイツをご購入されました。

厳選したアイテムを同行のタイミングで揃えられているお客様で、これまでの同行で購入されたアイテムともスムーズに組み合わせられるものをご提案させていただきました。

トータルコーデしたお写真を送っていただける予定なので、楽しみです🥰


提案で大切にしていること

「ライフスタイル × 好み × 似合う」を丁寧に組み合わせる

私がスタイリングの現場で何より大切にしているのは、この3つのバランスを整えることです。

  • ライフスタイル
  • 好み(価値観・気分・今のテーマ)
  • 外見的な似合う(色・形・素材・質感)

この3つが揃った時、“その人にしか出せない”ニュアンスが自然と浮かび上がるのと、着てもらった時に本人の表情もスイッチが入るというか、その瞬間がとても好きです!

逆に、どれかを極端に優先すると、ピタッとハマらない感じになります。

  • その時の好みだけで選ぶ → それが似合う人はいいが、そうでない場合は違和感を持ち続けたり、数回着て飽きたりする
  • 外見的な似合うだけで選ぶ → バランスが整うようでいても、その人らしいプラスアルファが全然足りない
  • ライフスタイルだけで選ぶ → 時に無難になりすぎたり、ご本人の気分が上がるポイントが減りがち

だからこそ、私はいつも「3つをバランスよく合わせる」ことを意識しています。

(もちろん自分の服もそうやって選んでいます!)


4年ぶりのアップデートで感じたこと

「軸は変えずに、方向性を微調整する」

今回のお客様は、最初に来てくださった頃はお子様が小さくて、パンツやスニーカーが必須の時期でした。

でも年月とともに生活スタイルが変わり、「ワンピースも着られるようになった、最近は着たい気分になっている」とのこと。

この“変化”に合わせて、似合うのベースは守りつつ、ご提案の方向性を微調整していきました✨

「似合う」という軸は10年以上変わらなくても、“使い方”や“幅の広げ方”は年々変わっていくものですよね。
こうやってその人の“今”にフィットするスタイルが生まれていくんだな〜と、ご一緒させていただく中で感じました。


今回の「意外とすごく良かった」アイテムについて

印象的だったのは、直線的なアシンメトリーのスカート。
もともとベーシックな形が似合うタイプのお客様です。

リクエストはいただいていないもので、もし時間に余裕があったら着てもらうかな〜と下見の時に見つけていました。

これが、着てもらうと想像以上に良かったんです☺️
こういう瞬間はお互い笑顔になりますねー❤️

素材は起毛感がある秋冬らしい地厚な素材。
シルエットだけモダンな感じ。

生地感は似合う土台として活かしつつ、真逆の要素をスパイスとして加えるような感じでしたが、ワンピースなどを増やしていきたいタイミングのご要望ともハマった感じがあります。

こういう“混ぜ方”が上手くいったとき、満足度は一気に高くなることが多いと思うんですよね。

以前メイクアップアーティストの先生からレクチャーを受けた際、
「本人の顔のパーツや印象と真逆のエッセンスを必ずスパイスで入れる。あくまでスパイスの量。多すぎるとそれは劇薬になるので…」
というお話があったのを不意に思い出しました☺️

ご提案したフラットパンプスやブーツも今回はリクエスト外。

ですが、トータルの満足度が必ず上がると予想して、ご提案させていただきました👢

(結果、大満足とおっしゃっていただけて良かったです!)


診断結果と「望むもの」はイコールではない

今回のお客様は、女性らしい印象の凛とした雰囲気の方です。
パーソナルカラーはウィンター、骨格タイプはウェーブのお客様。

パーツが大きく華やかなお顔立ちの方で、テイストスケールの分析は公式には行っていないですが、縦軸で重めの位置、強度軸で中間くらいで想定していて、実際そうだろうなと思っています。

(薄い生地よりも風格ある素材ほどよくお似合いだった点から予想してます。骨格ウェーブはスタイルアップのポイントとしてもちろん採用しています。)

ただ、診断結果はあくまで診断結果。

人それぞれ「感じ方」やそれに対して「望むもの」が違うので、「同じ答え、1つの絶対的な答え」はありません。

外見的な似合うだけを“教科書通り”に採用して、かつそれが正解!という考え方をしていると、今回のようなアレンジ版のスタイリングにも届きにくくなってしまいます。

私が提案するものって、スクールや講座などでは「アレンジ版としては良い、ただタイプの典型ではない(提案の範疇としてはもちろんあり」とコメントをいただくことが時折あります。

私としてはメソッドを無視しているわけじゃなくて、フル活用した結果そうなった、という感じです。

一方通行に提案することはまず無くて、目の前のお客様のお話を伺って、その方が満足していたらそれが私にとっての大正解なんですよね✨

私はむしろ、このアレンジこそパーソナルスタイリングの要だと考えています。
現実的にどうするか?が一番大事ですよね…!


MEIBI
ランチもご一緒させていただきました、ありがとうございました❤️

スタイリングは“その人の心地よさ”が中心

あとは、ご本人が快適かどうか。
着こなしのアレンジは得意か、着るだけで完成するアレンジ不要なアイテムの方がお好きかどうか。

その人の求めているものや良いと思うスタイル、人柄などは、実際に深く関わらないと知ることが出来ません。
今はパーソナルカラー診断をはじめとした“似合う”診断を扱う業界の転換期だと感じています。

だからこそ、こういった個人サロンが提案できることはまだまだあるなと思っているんですよね☺️

その人が今の毎日で心地よい“リアルクローズ”を作る、そんなご提案がこれからもできたらと思います。


おわりに

もし、

「似合うは分かったけれど使いこなせていない」
「診断の結果と好みのバランスが難しい」
「ステージが変わったからアップデートしたい」

という方がいたら、ぜひお気軽にご相談ください!

診断などはもうすでに受けたことがあって…という方は、パーソナルスタイリングアドバイスのメニューがおすすめです。

色々なメソッドはあくまで「ツール」として活用しながら、
外見だけでも、内面だけでもなく、
“あなた全体”が自然に心地よくいられるスタイリングを一緒に作っていけたらと思います✨

ひとこと日記

この日、帰宅したら予約していたカシミヤマフラーが到着していて、小躍りしました🎵
巻いてみるとあまりの暖かさに驚愕。
カシミヤは等級が大事とよく聞きますが、実際に巻くと質の良いものは桁違いですね…!

ジャケット代わりに防寒になるし、むしろ大判ストールの方にすればよかった?! と、到着したばかりなのに早くも来年の再販予定が気になっています😆

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