こんにちは!石塚瞳です。
ここ数年でパーソナルカラー診断を受けられるサロンが増えて、多くの方が診断を受けやすくなりました。
でも、その一方で「この診断結果は本当に合っているの?」「サロンによって診断結果が変わった」と不安に思われる方も増えているようです。
決して安くない料金を支払って、貴重な時間を使って診断を受けに行ったのに、結果に納得がいかないのは残念なことですよね。
当サロンでも2回目、3回目といったお客様がいらっしゃるケースも少なくありません。
ただ、その場合に誤診ではなく「診断結果の解釈」がずれてしまっていたケースもありました。
このような方の場合は、再診断の必要がない場合もあります。
今日は、パーソナルカラー診断を受けて「あれ?これって本当に合ってるのかな?」と思った時に、まずチェックしていただきたいことをお話しさせていただきますね。
パーソナルカラーの誤診って起こるもの?

正直にお話しすると、そういったケースが全くないとは言い切れません。
パーソナルカラーに関する資格は国家資格ではなく、統一された基準がないのが現状です。
そのため、団体や協会によって教え方も考え方もそれぞれ違います。
ただ分類方法の違いはあれど、経験値のあるプロが出した結果には、実際のところある程度の共通性はあります(タイプ名ではなくて、おすすめした色の特徴に、です)
最近特に問題だなと思うのは、オンラインの数時間だけでプロになれると謳う資格が存在しているようで、流石にスキルとして不足では、と思われる資格も存在しているんですよね。
(同じ“パーソナルカラー診断”という名前なので残念なことなのですが……!)
できれば診断を受ける前に、どんな資格を持っている方なのか、どのような団体で学ばれたのかをリサーチしておけるとベストです。
そしてパーソナルカラーの関連資格と一緒に、色彩検定を取得されているカラーアナリストの方が私はおすすめです。配色の提案を理論的にできるので、より安心だと思います。
パーソナルカラー診断を「受け直した方がいいのかな?」と思った時のチェックポイント
診断結果にモヤモヤを感じたとき、以下の3つをチェックしてみてください。
チェック1:メイクを落とさずに診断されていませんか?
ファンデーションやポイントメイクのカラーがあることで、本来の肌の色や変化は見えにくくなります。その時のメイクに合った色が似合う色になってしまうので、メイクを変えてしまうと似合う色が変わってしまうのがその理由です。
特にしっかりファンデーションを塗っていた方は、そのファンデーションにあった結果になってしまっている場合も。パール感の強いハイライトなども肌映りが非常にわかりにくくなります。
ノーメイクでの診断がやはりパーソナルカラー診断の基本です。(どうしても抵抗がある方は、自然な眉メイクと色なしの日焼け止めくらいがやはりベターです!)
チェック2:照明環境はどうでしたか?
青みの強い蛍光灯や色味があたたかな照明では、色の見え方が当然ながら変わってしまいます。
できるだけ自然光に近い、本来の色が見やすい環境下で受けられるのが理想です。
チェック3:似合う色を選ぶときの優先順位についてキーワードを説明されましたか?
似合う色の中でも、どんな特徴を持った色が大切なのか、解説を受けていますか?
色の分類方法や使っているドレープ(色布)に違いがあっても、似合う色そのものの特徴を掘り下げていくと、同じところに辿りつくことは多いです。
初心者の方にも分かりやすいように、経験のある先生は言葉でも丁寧に解説してくれると思います。
以下は私が実際に聞いて驚いた例なのですが、
担当者が診断に悩んだ時に、サロン内のスタッフ複数名に声をかけ、最終的に“多数決”でタイプを決定してそのまま終了してしまい、モヤモヤしています
ここまで極端なケースは少ないかもしれませんが、理論的に似合う色の特徴や共通点についての説明がなければ、「受けたけどよく分からなかった」となってしまいますよね。
色選びの際に困らないよう、わかりやすいキーワードの解説があったかをぜひ振り返ってみてください。
実際にあった「誤診ではなかった」事例

以前、こんなお客様がいらっしゃいました。
Mさんは他のサロンで「スプリング」と診断されていました。
でも「スプリングなのにコーラルピンクは似合わないと言われて、イエベ春のコスメを調べるとコーラルピンクばかりで……」とお困りでした。
私が改めて診断させていただいても、Mさんは確かにスプリングタイプ。
ただ、イエベ春といっても、人によって似合う色は様々です。
色素や質感を細かくチェックしてから診断しますが、Mさんは「明るく、かつコントラストの強さ」が特徴。
スプリングの中でも“鮮やかな色”の優先順位が高く、コーラルピンクよりもポピーレッドなど、発色の良いカラーが得意なんですよね。
ドレープを当てながらご説明すると、
「イエベ春と言われた理由が分かりました!」
とスッキリされていました。
リップもコーラルピンクでは顔がぼやけていたため、鮮やかさを加えることでメイク効果もばっちりに。
前回の診断結果のリストを拝見すると、ウィンターの色にも○が付いていました。
診断自体は間違っていなかったのですが、説明が不足していたために「誤診かも?」と不安に思われていらっしゃった事例でした。
セカンドオピニオンで申し込む時に大切なこと
前回の診断について詳しく話す
前回の診断時の照明やメイクの有無などを、事前に詳しく伝えることをおすすめします。
色素の傾向がミックスしている方も多く、簡易診断では似合うドレープがそもそも含まれていなかった場合もあります。
あらかじめ疑問点を共有することで、より納得できる解説を受けやすくなると思います。
「色白になるから良い」は要注意!
「肌が白く見える=似合っている」とは限りません。お客様からよくご質問をいただくので、大切なポイントとして書かせていただきました。以下のポイントにも注目してみてください!
- 顔のパーツがぼやけていないか
- 輪郭が曖昧になって顔が大きく見えないか
- のっぺりして見えないか
わかりにくければ、「もう少しゆっくり&詳しく見せてください!」と伝えても大丈夫です!
MEIBIが診断で大切にしていること
当サロンでは、お客様に納得していただけるよう、以下を心がけています。
- 1stシーズンだけでなく、2ndシーズンについても丁寧に説明
- 肌・髪・瞳、質感、すべての要素をチェック
- 似合う理由を、色素や質感と紐付けながら説明します
- 疑問にはどんなことでもお答えします
- アフターフォロー期間にメイクや買い物のご相談もOKです

最後に
パーソナルカラー診断を受けられた方には、ぜひ楽しく彩り豊かな毎日を送っていただきたいです✨
もし診断結果について疑問や不安がある方は、セカンドオピニオンとしてもお気軽にご相談ください💌
メールのお問い合わせもお気軽にどうぞ!